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モバイル端末のキャリア依存からの脱却~香港Wi-Fi事情 第二弾~

以前お伝えした香港Wi-Fi事情の続報として、2013年現在の香港でのWi-Fiやスマートフォン利用の実態をお伝えいたします。

香港のWi-Fiスポット事情

まず目に着いたのは、香港国際空港へ到着直後。空港内は当然のようにフリー接続のWi-Fiが利用できました。

羽田・成田でもラウンジなどでは利用できますが、簡単な手続きを行う必要があるなど、香港ほど自由な利用はまだできません。(ただし、その分セキュリティ上の対策が行われている可能性もあります)

次に空港から香港駅までの高速鉄道(機場線)では、PCCW mobileのWi-Fiが車内に整備されており、快適な通信環境を享受できました。


日本でも新幹線でWi-Fi利用のサービスが開始されて久しいですが、一般路線でのサービスはまだまだ充実していません。

PCCW mobileは以下の香港内を巡る主要路線でサービス提供を宣伝していました。

現在開通:機場線・港島線・東湧線/12月開通:将軍隩線・迪土線/1月開通:筌灣線・觀塘線


高層階でのローミングサービス通信状態と、ホテルでのインターネット利用

今回の出張では、TWO Macdonnell Roadと言う香港島のセントラル地区の高層宿泊施設に宿泊しました。築30年を超える古い建物だったので通信設備がどのくらい整っているのか興味もあり、早速タブレットで環境をチェックしました。

19階と言う高層階であった為か、NTT docomoのローミング3G電波の入りは良好ではありませんでした。そこで、パソコンを回線に繋ごうかとLANケーブルの接続口(RJ-45)を探しましたが、部屋には差込口がありません。

客室は、Wi-Fiアクセス対応が進んでいて、無線接続方式になっていました。通信速度に若干不安を覚えながら、ホテルから案内されたパスワードを入力して接続してみると、意外に快適なスピードで動いてくれました。


公衆Wi-Fi環境の充実

香港の通信キャリアはWi-Fiが定額で使い放題(LTE、5GB制限)のサービス展開を進めており、施設側が用意したWi-Fi環境がある場所以外(空港や地下鉄の駅など)のアクセスポイントが日本と比べて非常に多くあります。公衆Wi-Fiからの接続をキャリア側が誘導している様に思います。


スマートフォン・Wi-Fiを利用した国際電話

写真:中国から送られてきたアップル純正のシムカードフリーiPhone4S。正規店以外では部品の抜き取り等の改造されているケースがあるそうです。

香港での携帯電話の利用には、国内キャリアのローミングサービスを利用することが一般的ですが、現地のキャリアと契約して同じ端末を利用することもできるケースがあります。

香港やシンガポールでは、携帯電話・スマートフォンのSIMカードがキャリアに依存しない仕組みになっています。そのため、日本国内の利用者でも香港から取り寄せたりもされているようです。

しかし、国際電話の利用はもっと低コストで実現できるIP電話の方が利用が進んでいます。

Wi-Fi環境が充実しているため、Skypeをスマートフォンにインストールすれば、大方の場所でIP電話として活用できます。


特にスマートフォンの普及により、IP電話を利用すれば日本国内とまったく同じように海外でも利用することが簡単になってきています。

最近はイニシャルコストを低く抑えたIP電話サービスも増えてきており、今後海外との連絡の技術・費用面のハードルは低下することで、ビジネスの形も変わっていくことが予想されます。

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