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香港Wi-Fi事情

香港のWi-Fiスポット事情

香港では、日本と比較にならないほど携帯電話業界の競争は激しいです。その競争に伴って、Wi-Fi利用にも日本とは違った特徴が現れています。

香港中心街のモンコック地区には、1坪ぐらいの小さなショップがたくさん並んでいます。そして街中では至る所にWi-Fiスポットがあり、電波が飛び交っています。

国際空港内には「Free Wi-Fi」の案内があり、無線LANでインターネットが利用できます。


またサークルKやセブンイレブンなどで24時間パスを購入すると、マクドナルド、地下鉄の各駅、スターバックス、パシフィックコーヒー、街中の公衆電話、ショッピングモールなどでWi-Fiが利用できるなど、様々なサービスが展開されています。

スループットの調査をした訳では無いので、感覚的でいささか具体性に乏しいのですが、サクサク感があり驚きでした。


PCCWの公衆電話にもWi-Fiスポット


地下鉄駅ホームにもWi-Fiが使えるステッカー表示


香港の電話利用事情

香港では、固定電話の使用頻度も日本と違ってきているようです。

ホテル室内の電話機には多機能電話が入っており、日本のホテルでは見られないような12ボタンの端末が入っています。ここは、文化の違いを感じさせられます。

日本のホテル室内の電話機は、携帯電話・スマートフォンの普及率上昇に伴い固定電話の使用回数が減り、経年劣化に伴うリプレイスの検討段階で、固定電話自体の廃止案も度々議論の対象になっているようです。

この辺りは、電話の使われ方や使う人の日本と香港の違いが大きく影響しているようです。


香港のホテル利用者は、日本よりも海外客の割合が多く、固定電話が利用されやすい状況です。最近では国際ローミングサービスも一般的になってきてはいますが、やはり通信料が高い等の問題もあるので、まだまだ固定電話のニーズは根強そうです。


それ以外に、携帯の電波状況の違いも影響しています。

香港は地震が少ないといわれている土地柄もあって、ビルの高層化が日本よりも進んでいます。その影響で、ビル影になって電波が届きにくい場所がたくさんできてしまっていることも、固定電話の使用頻度が高い原因になっているようです。

香港の携帯・通信事業者

携帯・通信事業者の豊富さも、日本との違いが際立っている点です。

以下では、代表的な香港の携帯・通信事業者をご紹介します。

電訊盈科(ピーシーシーダブリュー)PCCW Ltd.

香港の通信最大手企業 。通信、ブロードバンドインターネット、衛星通信サービスを展開しており、06年には香港で唯一、固定電話・ブロードバンド接続サービス・TV・携帯電話を一括提供するクワトロプレーを実現しています。固定電話で市場シャアが約7割に達しています。


和気電訊香港控股(ハチソン・テレコミュニケーションズ・ホンコン)
Hutchison Telecommunications Hong Kong Holdings Ltd.

香港・マカオの携帯電話キャリア大手09年5月、ハチソン・テレコムから分離上場した、香港・マカオの携帯電話キャリア大手企業です。香港で携帯・固定電話事業を手掛けるほか、マカオで携帯電話事業を展開。NTTドコモと業務提携しています。


数碼通電訊集団(スマートーン・テレコム)Smartone Telecommunications Holdings Ltd.

ボーダフォンと提携している携帯電話主力の通信キャリアです。10年7月にマカオでも同サービスを開始しており、10年1月に、米アップルのiPhoneの販売を開始しています。


中国通信服務(チャイナ・コミュニケーションズ・サービス)China Communications Services Corp.,Ltd.

中国電信集団傘下の通信インフラの大手企業、チャイナ・テレコムの兄弟会社であり、中国南部の6省・直轄市の資産を注入する形で設立された、中国電子集団傘下の通信インフラ大手。通信ネットワークなどのインフラ建設、ネットワークの保守、点検、通信付加価値サービスの提供が主たる事業。主な取引先は、テレコム・チャイナ・モバイル、チャイナ・ユニコムの3大通信キャリア。アメリカのシスコシステムが資本参加している企業であり、09年3月、IPO時の合意に基づいてモバイル、ユニコムの各親会社が資本参加している。


中国電信(チャイナ・テレコム)China Telecom Corp .,Ltd.

中国の固定通信最大手企業固定電話や携帯電話、ADSLなどのブロードバンドを手がける中国の総合通信大手企業。親会社の中国電子集団からから上海市、広東省、浙江省、江蘇省の4省・直轄市の通信資産、業務を受け継ぐ形で上場。中国で固定電話、国際電話サービスを提供しており、ブロードバンド、システムインテグレーションなどの関連データ及びインターネットサービス事業を実施。固定電話、インターネットのほか、中国版PHSの「小霊通」も展開している。第3世代(3G)事業でCDMA2000の事業免許を取得し「天翼」ブランドでサービスを展開。10年6月末時点で、契約数が、固定電話1億8100万件、ブロードバンドが5833万件、携帯電話が7452万件。


中国聯合網絡通信(香港)(チャイナ・ユニコム)China Unicom (Hong Kong)Ltd.

中国の総合通信キャリア中国2位の携帯電話キャリアで、GSM方式の携帯電話事業の他、ブロードバンド(BB)事業やインターネット事業も手がける総合通信キャリア。主力の携帯電話ではGSM GDMAの両方式を採用し、08年06月末時点の加入台数は1億7077万件(GSMI1億2760件・GDMA4317万件)。中国で移動体通信、長距離電話、データ通信、インターネットなどの各サービスを展開しており、1994年7月に設立された中国主要通信キャリアの香港子会社であり、固定電話、携帯電話、データ通信、IP電話、ネット事業なども展開。 08年業界再編でチャイナ・ネットコムを吸収合併し、CDMA事業をチャイナ・テレコム(00728)に売却した。10年5月にiPhoneの料金プラン引き下げを実施し、8月にWi-Fi機能搭載機を発売し、9月にはiPhone4の販売を開始。10年1~9月期決算は売上高が前年同月比9%増の1251億900万元、純利益が65%減の32億6800万元。


中国移動(チャイナ・モバイル)China Mobile Ltd.

中国の携帯電話キャリアの最大手企業中国の携帯電話キャリア最大手であり、1997年に中国電信(香港)名でアメリカ、香港市場に上場。親会社から資産買収を進め、02年の8省の事業に続き、04年7月に10省・自治区で買収を完了しており、事業エリアを31省に広げた。中国の携帯電話キャリア最大手であり、2000年には中国郵電電信総局(中国電信、チャイナ・テレコム)が固定通信事業と移動体通信事業の2社に分割が決まり、それぞれ固定通信事業は新「中国電信」、移動体通信は「中国移動(チャイナ・モバイル)」となった。10年6月末時点の携帯電話契約数は5億5400万件で、国内シェアの約7割を占めています、中国本土と香港で事業を手掛け、08年には親会社が固定電話3位の中国鉄通集団(チャイナ・レールコム)を吸収合併した。第3世代事業(3G)では、中国独自のTD-SCDMA規格を展開。


亜太衛星控股(エーピーティー・サテライト)APT Satellite Holdings Ltd.

香港が拠点の衛生通信会社シンガポール・テレコムと中国情報産業部(現工業・情報化部)が共同発起人で、以前は筆頭株主はシンガポール・テレコム系のAPTサテライト・インターナショナルである、シンガポール資本の衛星通信会社であったが、最終的な親会社は国務院直属の中国航天科技集団。香港にコントロールセンターを置き、アジアやヨーロッパ向けに衛星中継器、衛星通信、衛星TV関連のサービスを提供している。衛星3基「亜太1」「亜太1A」「亜太2R」に加えて、後継機の「亜太5」「亜太6」を運営。05年にアメリカのインテルサットと戦略提携し、06年末に中継器の相互融通契約を締結している。


亜州衛星控股(アジア・サテライトテレコム)Asia Satellite Telecommunications Holdings Ltd.

放送・通信衛星でアジア最大手保有衛星は「亜州3号S」「亜州4号」「亜州5号」の3機を誇る、放送・通信衛星ではアジア最大手企業。同社の衛星システムを利用する放送局は08年1月時点で世界100社以上、240局、10年6月時点では、100社以上300局を超えており、中継器は85基で、稼働率は65%。


中信1616集団(シティック1616)CITIC 1616 Holdings Ltd.

CITIC傘下の通信サービス事業者シティック・パシフィックから07年4月に分離上場したCITIC傘下の通信サービス事業者。中国本土・香港を中心に通信キャリア向けの通信網接続サービスを提供。香港を拠点にニューヨーク、ロンドンに接続ポイントを設置、国際電話、ローミング通話等の相互接続を手がけている。


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