フィットネスセンターのWi-Fiとデジタルサイネージ全国管理
キーワード
フィットネスデジタルサイネージセットトップボックスSTB遠隔監視保守全国工事
現場の概要
全国の都市部で展開中の24時間運営型のフィットネスセンターを運営されているシステム管理のご担当者様より問合せ相談がありました
各店舗には必要に応じて順次調達したキャリアの通信用の回線が設けてあります。
使用用途は、セキュリティ用、一般業務管理用、有線放送、業務用のWi-Fi、施設利用者様向けのWi-Fi、無人会員登録システム用、電話FAX用、お客様決済用、等と多岐にわたり、店舗開設以後に随時追加設置されてきた経緯があります。
各店舗状況も違うので、第一次調査として特に密集度の高い首都圏内を5店舗、九州福岡北九州で3店舗、大阪神戸の2店舗の計10店舗を対象に開始しました。
課題・要望
各店舗に専属のネットワーク管理者がいないため管理ができていない状況でした。
業務用回線のルーターに警備会社のネットワークが接続されていたり、無人会員登録機に接続すべきONUにWi-Fiアクセスポイント用のルーターが接続されたりと、個別の業者がネットワークの接続状況などお構いなしに配線され、障害が頻発し都度担当者が現地に赴いて対応が必要でした。
また各店舗ではデジタルサイネージを利用して、Wi-Fi経由で利用者への告知や広告などを表示させていましたが、本部で情報を更新しても現地に反映されないトラブルも度々起こっていました。
施工のポイント
まず、施設のネットワークを整理しながら、ネットワークに関する施工をする際には本部に必ず報告する事をルール化して対応する事をとしました。
これにより誤接続にわるネットワークに起因する通信故障はほとんど発生する事が無くなり、御担当者様も現地施設を故障対応で出張に飛び回る事も無く本来業務に時間を割くことが出来るようになりました。
次にデジタルサイネージは、店舗施設内ではWi-Fiルーター(アクセスポイント)とセットトップボックス(Set Top Box)とを連動させて動かしています。
ネットワークは、ONU-ルーター-HUB-Wi-Fi AP-STB受信アンテナ-STBセットトップボックス-モニター(デジタルサイネージ用)で構成されています。
Wi-Fiからの信号は受信アンテナを介してSTBに伝わり、STB内のメモリーに蓄積されます。この蓄積データの書き換えが成されていない場合、本部での更新が現地で反映されないトラブルにつながります。
現地でサンプルテストしたところ、故障原因の3割がアンテナ、2割がSTB本体の故障という事が判りました。そこで、経年劣化の少なく耐久性のあるアンテナとSTBが一体化したSTBに変更する事になりました。
残りの5割の障害はルーターの設定によりDHCPのIP取得に起因する事であったので、ここも設定を随時改定させていただきました。
担当者コメント
始めはネットワークの保守管理体制、そしてWi-Fi設備の不具合、次いでSTBの障害によるデジタルサイネージのふぐあいと変遷を経てネットワークの管理に関わらせていただきました。
現在では数百店舗に及ぶWi-Fi機器・STB(アンテナ内蔵型)等のシステムを導入して頂くと同時にその管理方法として遠隔監視システムにより常時死活監視させていただいています。
このシステムですと遠隔でのPing打ちが可能なので、各機器の状態が把握できる上に機器故障の有無が明確となり、先手の機器保守(センドバック保守)もスムーズに行われるようになりました。
併せて遠隔でのコンテンツ管理も行えるようになったので、コマーシャル動画などの試みも出来る様に成り将来が楽しみです
多店舗でのネットワーク管理などでお困りの場合はお気軽にご相談ください。
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